温めた鍼

札幌市中央区の『ゆず鍼灸治療院』の袴谷です。
本日(10/23)はあいにくの曇り空・・・お日様が出ていないので、なんだか肌寒いです((+_+))
我が家も昨日の朝、ついにストーブを付けてしまいました。
ホントに朝は冷え込んでいますね。そろそろ冬服や防寒グッズも出しておいたほうが良いかもしれませんね。

温めた鍼(火鍼かしん)

火鍼・燔鍼

写真は鍼道具の1つなのですが、皆様がご存知の鍼とはちょっと違って、タングステンとマンガンの合金でできたものになります(普段使用している鍼はステンレス製のもの)。

これを火で温めて、赤く熱せられているうちにチョコンと一瞬だけ刺す方法です。普段の鍼ですと温めているうちに柔らくなってしまい、グニャっとまがってしまう恐れがありますので、材質が違っています。

「火」を扱うので、怖いと思われるかもしれませんが、刺されるのはほんの一瞬。わたくしが初めてこの『火鍼・燔鍼』を受けたときは、一瞬過ぎてミサイルでも受けたのかと思いました(笑)

こんな方におススメ

筋肉や関節の痛み、こわばり、頑固なコリ、神経痛など

(特に「冷え」によって起こっている症状には多用している)
魚の目、タコ、いぼなど
に多く使っていますね!!

注意点

普通の鍼とは違い、熱刺激も加えています(いわゆる鍼とお灸を同時に集中して行った感じ)。
時に

・かゆみ、ほてり、赤みがでることがある
・上記が出ても心配はいらないが、決して皮膚を掻きむしらないこと
(かゆければ冷たいタオルや氷で冷やすようにしてください)
・施術当日は汗をたくさんかくような運動は禁止
・入浴もできればしないでください
・水分摂取をこまめに行ってください

火鍼・燔播を行った方には改めてお伝えしていますが、以上が施術を受けた際の注意点ですね。
刺激量が強いですが、非常に効果的な方法の1つでもありますので、皆様のお身体の状態や体質に合わせて、施術方法・内容は決めていきたいと思っております。

本日は当院で行っていて、これからの季節に出番が多くなりそうな温めた鍼『火鍼・燔播』について綴ってみました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
札幌市中央区のゆず鍼灸治療院でした。
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