NHKのガッテン!で紹介されていた首こり原因の後頭下筋群

肩こりvs首こり

札幌市中央区のゆず鍼灸治療院@袴谷です。
昨夜(2/13)にNHKにて放送された「ガッテン!」はご覧になられたでしょうか?
 ”新原因”発見!衝撃の肩・首のこり改善SP】と題して特集されました。

さらに次週はなんと「はり治療」SPが放送予定となっております(^^)
ぜひご覧くださいね♪

その新原因とは?

放送された「ガッテン!」のなかで新原因として紹介されていたのは、『後頭下筋群』という筋肉。
これは首の骨(頸椎)と後頭部を結んでいる小さな筋肉の束で、頭を安定させたり、頭の重さを支えたりという働きを行っている非常に大切な筋肉です。
また眼球の動きにも関与していると紹介されていましたね!!
その筋肉のイラストがこちら↓

後頭下筋群
トリガーポイントマニュアル エンタプライズ株式会社発行より引用

イラストの左側に書いてある
・小後頭直筋
・大後頭直筋
・上頭斜筋
・下頭斜筋
の4つを合わせて『後頭下筋群』と呼んでいます。

首の後ろ側の筋肉の中で最も深いところにあり、そのさらに奥には頸椎があります。ですのでマッサージやストレッチでは届かないような深い場所にある小さな筋肉という事になります。

鍼でアプローチするには

首の深いところにある後頭下筋群にアプローチするには、ガッテン!の中でも紹介されていたように鍼を深く刺す必要があります。首の太さにもよりますが3センチほど刺す必要があると思います。


「深く刺したら、痛いんじゃ・・・?」と疑問に思われた方もいらっしゃるかと思いますが、凝り固まった後頭下筋群に鍼が当たると、痛いという感覚よりも「ズシーン」と響くような感覚があるでしょう。そのような響く感覚があると、鍼が深くの筋肉に届いたという証拠でもありますし、凝りの緩和につながると思われます!
また先のblog↓でご紹介したように、後頭下筋群が原因でおこっている頭痛は鍼が刺さると頭痛に似たような感覚があるかもしれませんね。
30代~40代オフィスワーカー女性に多い頭痛



鍼治療が初めての方は不安感や恐怖心も強いでしょうから、初回は細い針で浅めに刺すなどの工夫をされていると思いますので、どうぞ肩ひじ張らずにお近くの鍼灸院にいかれてみてくださいね(^^)

 

さいごに

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
今回のblogは昨日放送された「ガッテン!」で紹介された「後頭下筋群」を改めてご説明させていただきました。
まだまだ鍼灸治療を受けたことのない方が多いかと思いますが、根本的に肩や首こりを改善するためには、
①何らかの施術(鍼灸だけでなく整体やマッサージ、その他)を定期的に受ける事
②凝ってしまう原因を突きとめ排除する事
③セルフケア方法を毎日実践する事
がとても大切になりますね。特に②と③はとっても大事な事だと私は考えています!!


ゆず鍼灸治療院
袴谷光芳
https://www.yuzushinkyu.com/