シミと肝斑

ゆず鍼灸治療院の袴谷です。
おはようございます(^_-)-☆


美容鍼をする際にカウンセリングでお話を伺っていると、たるみや法令線が気になるという方が多いのですが、頬や目元の局所的なシミにお悩みの方もいらっしゃり、「美容鍼ではシミに対しても効果は期待できますが、時間はかかりますよ。」とお伝えさせて頂いております。

シミ=老人性色素斑

そもそもシミって!?

~真皮の基底層にあるメラノサイトとよばれる細胞が、紫外線に当たることなどにより細胞保護の目的にメラニン色素を発生させます。ここまでは人間の身体の正常な反応です。しかし、あまりにも過剰に紫外線を受けてしまうこと(もしくは紫外線によるダメージが蓄積していると)で、ケラチノサイトと呼ばれる細胞がメラニン色素をつくらせる指令を出し続けます。これにより過剰にメラニン色素が産生されるため、通常のターンオーバーでは排泄しきれないメラニン色素が真皮層の細胞内に増え、表皮に沈着することでシミとなってしまうのです。

 

シミの原因は?

・過剰な紫外線照射
・紫外線対策・スキンケアの不足
・ホルモンバランスの変化(妊娠、出産、ピルの服用、更年期など)
・お肌の老化や疲労の蓄積(新陳代謝の低下など)
・機械的・物理的な刺激(合わない化粧品の使用、傷、ニキビ、湿疹など)

が考えられています。


シミと肝斑は違う

シミと似たようなものに『肝斑』が挙げられます。肝斑とは女性ホルモンバランスの乱れや経口避妊薬の使用によって起こるとされている、頬骨のあたりに左右対称にできるシミのようなものを指します。30~40代の女性に多く閉経期以降の女性は症状が少ないというのが特徴で、シミとの違いは紫外線照射が直接的な原因ではないのです(紫外線が原因ではないとしても当たりすぎると濃くなったりすることは考えられます)。
肝斑の治療は一般的に洗顔やマッサージなど、お肌への直接刺激が悪化させることも考えられるので皮膚科などで処方されるお薬に頼るほうがよいとされています。

  


美容鍼でシミ対策

以上より当院で行っている美容鍼を行うことで劇的な効果はないですが、皮膚のターンオーバーを促すことでシミ対策は可能です!しかし肝斑に対しては鍼刺激をすることで悪化(濃くなったり大きくなったり)することがあるので、美容鍼での改善は期待できません。
またソバカスも遺伝的な要因が考えられるので美容鍼での改善は期待できません。
やはり美容鍼でどんなお悩みでも改善できるわけではなく、対応できない症状もあります。

 

 

 

お受けになる前にぜひ皆さんに知って頂きたいので、本日はシミと肝斑について記載させていただきました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ゆず鍼灸治療院の袴谷でした。
美容鍼ページはこちらから