ゆず鍼灸治療院の袴谷です。
女性の患者さまより右肘の痛みでご相談を頂いております。数週間前からタオルを絞る動作が痛くて、整形外科ではテニス肘と言われお薬と湿布が出たそうですが、なかなか良くならないとのとです。
患者さま「テニスやったことないんですけど・・・テニス肘!?」
私「きっとわかりやすいと思って先生がテニス肘と言ったのですよ。病名としては外側上顆炎だと思われます」
医学的な病名としては外側上顆炎と言います。肘の外側の骨の出っ張りに付着する筋肉や腱を痛めているということです。
ご相談いただいた女性は長・短撓側手根伸筋という筋肉が原因のようで、肘の外側の骨の辺りが痛いようです。
ご本人は思い当たる原因がないとのことですが、この様な痛みは何気ない普段の使い方のクセが積み重なって『痛み』へと発展する場合がほとんどです!!指や手首の使い方や角度、肩ひじを張って使っていないかなどを改めて見直す必要があります。
3日おきに3回ほど続けてスポーツ鍼灸を行わせていただき、痛みは半減しました。しかし使い方のクセがあり、手首をやや曲げて(背屈して)買い物袋を持っていたそうです。これを正さないと長・短撓側手根伸筋はずーっと短縮しっぱなし・・・なかなか完治しません。
クセを見直し、セルフマッサージを行い、次回の予約までの状態がどうか観察してもらっているところです。
このように身体の使い方の間違え、クセにより症状が出ているケースはたくさんあります。クセなので気づかないケースがほとんどですから、プロに指摘してもらって初めて気が付いたって事がほとんですが、原因がはっきりしない症状を改善するためには見直す必要があります。ぜひ見直してみましょう!!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ゆず鍼灸治療院の袴谷でした。